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2016年3月21日月曜日

ピントグラス交換


ハッセルブラッドHシステムのデジタルバックホルダーに付いているノーマルのピントグラスはフレネルレンズが刻まれているのでピントの山が見えないのです。最終的にはライブビューで追い込むとはいえ、ピント面の荒い調整にはピントグラスでの確認が必要です。4x5のピントグラスを手に入れてカットすることも考えましたが、古いハッセルブラッド用のピントグラスがサイズ的にフィットするので、そちらに交換しました。


SINAR F2 にホルダーをセット。


フレネルレンズ付きピントグラスは周辺減光には効きますがぴんとの山が曖昧になるので、私の使い方だとダメです。

 

中央のスプリットとかなんの意味もありません。

ピントグラス交換でピント合わせのストレスは解消されました。しかし、今、Hシステムのデジタルバックが手元に無いので、使用テストはまた今度ということで、長い玉をAPS-Cで受けました。


Larina / Dim
Sheneider Symmar MC 5.6/180 + SINAR F2 + Nikon D5100



2016年1月30日土曜日

Hasselblad H3D 22 をビューカメラで使う(Marcellina / D.I.M)

ビューカメラでデジタル撮影する場合のフランジバック問題を一気に解決してくれる、念願のデバイス、デジタルバックを導入しました。新品は気絶するほど高いので古〜い中古です。ジナーバック、フェイズ、リーフとか予算さえ気にしなければ高性能かつ使いやすそうな魅力ある製品はいくらでもみつかりますが、私は値段のこなれているHasselblad H3D 22を選びました。ビューカメラだけでなく中版デジイチとしても使えますから、場合によっては外にも持ち出すことができますし。解像度は今時のエントリーデジイチと比較しても涙が出そうになる22Mピクセル。

しかし、まあ、H3Dのデジタルバックはビューカメラに付けて使えますよって謳っているものの、なかなかどうして、説明不足でしょう。

電源供給、レンズとのリンクケーブルや設定、4x5アダプタなど、マニュアル読んでもわからないことだらけ。撮るためのシステム構築や機器設定にずいぶん時間がかかりました。ネットの情報も乏しくほとんど手探りな感じ。無駄なコトやっちまったかと何度冷や汗出したことか…だいたいPCとファイヤーワイヤー接続必須とか、なんとなく選んだノートパソコンがMacbook Proでなければ、PCのインターフェースも買う羽目になるところでした、あぶないあぶない。一応、撮れるとこまではこぎつけましたが、デジタルバッグ側のシャッタースピード設定の意味が今ひとつ理解できておらず、非常に気になる…けど、ま、いいか、笑


 Schneider Symmar MC 5.6/180 + Sinar F2 + Hasselblad H3D 22



2016年1月29日金曜日

90mmレンズは使えるのか?(Marcellina / D.I.M)

職場の同僚からいただいた90mmのレンズがあります。SONYのα系、Eマウントを導入すればフランジバックをさらに28.5mm(Fマウントに比べ/46.5-18mm)削れるからぎりぎり使えそうな気もしますが、F値5.6の後ろ玉のでかさと飛び出し具合を見ていると、とてもあおれる気がしません。やはりラージフォーマットのビューカメラで焦点距離の短いレンズはフィルムにまかせるのが無難なのでしょうね。90mmだと標準域になるデジタルバックでも面白いかもしれませんけど…それはそれでいろいろやっかいですね。


 FUJINON W 5.6/125 + Sinar F2 + Nikon D5100



2016年1月28日木曜日

Sinar Linhof 凹みレンズボード(Marcellina / D.I.M)

Nikon fマウントのフランジバックは46.5mmと長く、さらに、4x5用のマウントアダプターは20mm程の鏡胴が付いているため、これまでのところSinar+Nikon D5100では150mmが短かいレンズの限界と感じていました。しかし狭い部屋ではワーキングディスタンスを短くとれるさらに短いレンズを使いたいものです。

そんな時、ネットをうろうろしていると、Sinar/Linhofボード用の凹みボードがみつかったので、すかさずオーダー。こういった、いつ無くなるかわからないニッチな製品は、見つけたら即手に入れておかないと後悔することになりますから…

20mm程フランジバックを削れる凹みボードを使用すれば、fマウントにおいてもおそらく125mmは無限遠だせるだろうとの予測で、実際可能でした。ただしアオリの余地はあまりありません。



FUJINON W 125mm F5.6 + Sinar F2 + Nikon D5100






2016年1月4日月曜日

あおり用品、重量の比較 (Sinar F VS Sinar F2)

Left: Sinar F2 & Right: Sinar F

ジナーF2はFに比べて操作性や剛性が向上して使いやすいけれど、持ってみると明らかに重量もアップしています。フィールドに持ち出すとなると重さが気になるところであり、Fとどれくらい差があるのか、うちにある仕様のもので調べてみました。

部位 : F : F2 : +- (単位=g)
----------------------------------------------------------------
フロントスタンダード : 747 : 931 : 184
リアスタンダード : 912 : 985 : 73
レンズボード : 166 : 137 : -29
ユニバーサルマウント : 206 : 191 : -15
ピントグラス : 297 : 329 : 32
レール(235mm)+キャップ2個 : 384 : 393 : 9
----------------------------------------------------------------
合計 : 2,712 : 2,966 : +254

レンズボードとユニバーサルマウントはF2の方が軽くなっていますが、総量からすると254g重くなっています。この差を大きいとするか小さいとするかは人それぞれでしょうが、私的には案外変わらないというのが正直なところ。

これに絶対必要なパーツ、標準蛇腹(205g)、広角蛇腹(283g)、蛇腹フード(356g)、クランプ(438g)の1,282gを加えると、Fで3,994g、F2で4,284gとなります。さらに撮影にはNikon D5100(800g/レンズ付き)、4x5/Fマウントアダプター(400g)、レリーズ等(100g)、三脚(4,000g)、レンズ2本(600g)、その他もろもろで6〜7kgを加えて、機材だけで10kg前後というシステムになりますので、250gはわずか0.025%の差でしかありません。それでも、軽いと言う事実に変わりはないし、スタンダード部がかさばらない点を考慮すると、持ち歩くビューカメラとしてはFの方に軽快さを感じます。

しかし、そもそもAPS-Cをあおるのに10kgもの機材はバカバカしい、というごもっともなご意見はありますが、ビューカメラの操作を楽しむ趣味ということで、笑。昨日、Linhofであおり損ねたテーブルフォト。Sinarを使ってビューカメラの自由度を再確認しました。

Marcellina / D.I.M

Marcellina / D.I.M

Schneider Symmer EX 150/5.6 + Sinar F + Nikon D5100



2016年1月3日日曜日

フィールドカメラでブツをあおってみる (Marcellina / D.I.M)


夕焼けがきれいになりそうな予感がしたので、フィールドカメラとAPS-Cの組み合わせで出動したものの、フランジバックのことをすっかり失念していました。持ち出した120mmではピント出しできず、デジイチとしてそのまま撮影する羽目となりました。

 完全に不完全燃焼になってしまったので、帰宅してからフィールドカメラでドールをあおってみましたが、あおりきれず意図したところにピンが来ない。当然ながらブツ撮りはビューカメラに軍配があがります。

フィールドカメラは軽さと機動性を重視したテクニカルカメラとして、特性を活かす使い方をしなければなりませんね。

Marcellina / D.I.M

Marcellina / D.I.M

Schneider Symmer MC 180mm/5.6 + Linhof Super Technica IV + Nikon D5100



2015年12月29日火曜日

Sinar P2 水準器の交換

撮影機材のメンテナンス記録
あおりに使っているSinar P2に取り付けられている水準器のひとつが、水抜けしているので交換しました。外付けでも事足りるのですが。やはり調整ノブの近くにレベラーがあった方がより快適に操作できるのです。

古い機材なので純正パーツは手に入らないし、あったとしてもバカ高いと思われるので、ネットで見つけた互換をうたっているパーツを使用しました。

Sinar P2 美しいカメラです

前フレームの正常なレベラー
プラスネジ2本(#00ドライバー)で固定されています

後ろフレーム、チルト計測用が空に

ラジオペンチでパキッと取れました

台座に接着剤とラインが残ってます

丸棒やすりでクリーニング

完璧と思われるサイズです

オリジナルの水準器、16.2mm

交換用水準器、16.15mm

全く問題なく付くでしょう!

直径はどちらも7mm

接着剤は使いなれてるセメダインSUPER X

後ろフレームの水準器取り付け部

接着完了、後はネジ止めするだけ、と思ったら

プレートが外れたのでこちらも接着
カメラの中に落ちてヒヤッとしました

直りました!